ストーカーかと思ったら、ただのナルシストだった男。~立川心療内科マンガ

◆ 「自分大好き」は最強の武器?ナルシストが成功しやすい意外な理由
「あの人、ナルシストだよね」
こう言われると、多くの人は悪口だと受け取ります。
自己中心的で、自慢ばかりする人。 そんなネガティブなイメージが強い言葉です。
しかし、心理学の研究において、ナルシストであることは、ビジネスや人生の成功において強力な武器になることが示されています。
謙虚さが美徳とされる日本ですが、あえて「ナルシスト」になることのメリットを解説します。
◆ 「適応的ナルシシズム」という才能
心理学では、ナルシシズムを2つに分けます。
一つは、他人を攻撃して自分を保つ「不適応的ナルシシズム」。
もう一つは、純粋に自分に自信を持ち、意欲的な「適応的ナルシシズム」です。
成功に必要なのは後者です。
適応的ナルシストは、自分に対する期待値が非常に高い人たちです。
「自分ならできる」「自分はもっと評価されるべきだ」
この強い思い込みが、困難な目標に挑戦するエンジンとなり、高い実績を生み出す原動力になります。
◆ メンタルが鋼のように強くなる
ナルシストの最大の強みは、メンタルの強靭さ。です。
実はクイーンズ大学ベルファスト校の研究によると、
ナルシスト傾向がある人は、ストレスや不安を感じにくい
ということがわかっています。
普通の人が「失敗したらどうしよう」と悩む場面でも、彼らは悩みません。
もし失敗しても、「自分の能力が低いからだ」とは考えず、
「運が悪かっただけ」「周りが自分に追いついていない」と都合よく解釈します。
この「図太さ」こそが、競争社会で生き残るための最強の盾となります。
◆ リーダーに選ばれやすい
人は、能力が高い人よりも「自信満々な人」をリーダーに選びたがる傾向があります。
堂々とした振る舞い、大きな声、迷いのない決断。 これらは周囲に安心感を与えます。
実力が伴っているかは二の次です。
「この人はすごい人に違いない」と、結果的にチャンスや人が集まってくるのです。
スティーブ・ジョブズや多くのカリスマ経営者も、強いナルシシズムを持っていたと言われています。
◆ まとめ
自分を過小評価してチャンスを逃すくらいなら、少し行き過ぎなくらいの「自分大好き人間」になった方がお得です。
鏡を見て「今日の自分もイケている」と思うこと。 自分の成功を疑わないこと。
それは決して恥ずかしいことではありません。 自分自身の一番のファンになることこそが、成功への第一歩なのです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)



