時代に取り残されかけてることを、流星を通じて知った女性。~立川心療内科マンガ

目次
◆ 「キラキラネーム」の増加はなぜ起こる?
近年、日本だけでなく世界的に、従来にはなかった読み方や漢字を使う「珍しい名前」や「個性的な名前」が増えているという研究報告があります。
これは単なる流行ではなく、現代社会が抱える心理的な閉塞感が背景にあると考えられています。
なぜ、多くの親は、わが子に「他とは違う」特別な名前をつけようとするのでしょうか?
今回は、珍しい名前の増加に見られる社会心理学的な理由と、名付けが子供の人生にもたらす影響について考察します。
◆ 珍しい名前の増加に見る「社会的な閉塞感」
心理学や社会学の観点から、珍しい名前が増加する背景には、
主に社会経済的な不況や停滞感が関係していると指摘されています。
社会全体の景気が不安定で、未来に対する不安や閉塞感が強い時代には、
「努力が必ず報われる」という確信が持てず、人々は既存のルールから外れたところに希望を見出そうとします。
名付けもその表れの一つかもしれません。
親は、子供にはせめて「他とは違う、特別な存在になってほしい」という強い願いを込めて、
あえて珍しい名前や、これまでにない個性的な名前を選ぶ可能性があります。
これは、子供の個性を尊重したいという愛情の裏返しであると言えるでしょう。
◆ 個性的な名前が子供の人生にもたらす功罪
もちろん、珍しい名前には、個性を際立たせ、印象に残りやすいというメリットがあります。
しかし、子供の社会生活においては、デメリットが足かせになってしまう可能性も考慮しなければなりません。
過度に珍しい名前は、日常の生活で以下のような不便や心理的な負担を強いることがあります。
誤読や訂正の手間: 毎回名前を説明したり訂正したりする手間。
心理的なプレッシャー: 名前に込められた親の過度な期待や、「常に特別でいなければならない」という無意識のプレッシャー。
いじめやからかいのリスク: 特に幼少期に、からかいの対象になりやすい可能性。
◆ 子供の人生を前向きにする名付けの心理学
名付けは、親から子への最初の、そして最も大きなプレゼントです。
大切なのは、「他者との違い」を強調すること以上に、その名前が子供自身の人生にとって前向きな気持ちを与え、
自己肯定感につながるものであることです。
「珍しさ」だけでなく、響きや意味がポジティブで、子供が自分の名前を好きになり、
誇りに思えるようなものが、最も良い名付けと言えるでしょう。
◆ まとめ
- 近年、世界的に珍しい名前が増加している背景には、社会の閉塞感や不況があると考えられる。
- 親の「他とは違う、特別な存在になってほしい」という切実な願いが込められている可能性がある。
- しかし、過度に珍しい名前は、子供の生活に不便さや心理的な負担をもたらすリスクがある。
- 子供が自分の人生を前向きに生きられる、響きと意味の良い名前を選ぶことが大切である。
あなたの愛するお子様の人生です。ぜひ前向きになれるような名前を選んでいただければ幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)



