気合を入れてスキーをする受験生~立川心療内科マンガ

◆ なぜ受験生は「落ちる」「滑る」を気にしてしまうのか

受験の時期になると、
「落ちる」「転ぶ」「滑る」といった言葉を避ける――
これは昔からよく知られた受験生あるあるです。

一見すると、ただの縁起担ぎや迷信に見えますが、
心理学的に見ると、これはかなり自然な反応です。

受験は、
・結果がはっきり分かれる
・自分では完全にコントロールできない
・人生への影響が大きい

という特徴を持つ出来事です。
こうした状況では、人の不安はどうしても強くなります。

◆ 不安が強いほど「言葉」に敏感になる

心理学では、不安が高まると
人は周囲の情報に過剰な意味づけをしやすくなることが知られています。

特に、

・失敗を連想させる言葉
・ネガティブなイメージ
・縁起の悪さを感じるサイン

に注意が集中します。

これは、「危険を見逃さないようにする」ための防衛反応です。

つまり、「落ちる」という言葉が気になるのは、
弱さではなく、真剣さの裏返しだとも言えます。

◆ 大切なのは「不安を消すこと」ではない

ここで重要なのは、
不安そのものを無理に消そうとしないことです。

不安は、
「このままではまずいかもしれない」という
未来への警告として機能しています。

心理学的に見ると、
不安への最も有効な対処は「行動」です。

特に、

・最悪の結果を一度想定する
・そうならないために何ができるかを考える
・実際に手を動かす

この流れは、不安回避成果向上の両方に効果があることが分かっています。

「落ちたらどうしよう」と考えたなら、
「じゃあ、今日どこを復習するか」に落とし込む。

不安を思考で終わらせず、
具体的な勉強に変換できたとき、
不安は“燃料”になります。

◆ 最悪を想定することは、悲観ではない

「最悪を考えると不安が強くなる」と思われがちですが、
実は逆です。

心理学では、最悪のケースを一度はっきり想定し、
その対策を考えることで、漠然とした不安は小さくなることが示されています。

理由は単純で、「何が怖いのか」が明確になると、
人は対処できるからです。

◆ まとめ

「滑る」「落ちる」という言葉が気になるのは、
本気で向き合っている証拠でもあります。

だからこそ大切なのは、

不安を否定することではなく、
不安を“行動の方向指示器”として使う
こと。

勉強に向かわせてくれる不安は、
敵ではありません。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

オマケ


合格しようがしまいが、こんなかわいい女子と遊びにいってる時点でもう勝ち組やん、と思いました。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)