「ブレない自分を持つべきだよ」と言われるも、変化できることこそが自分の強みだと気づいている女子。~立川心療内科マンガ

◆ 生き残る条件は「強さ」ではなく「変化」
私たちはつい、「変わらない自分でいること」を美徳のように考えてしまいます。
芯があること、ブレないこと、一貫性があること。
たしかにそれらは安心感を与えてくれます。
しかし進化論の視点で見ると、
生き残りの条件はまったく別のところにありました。
ダーウィンが示したのは、
「強い者が生き残る」のではなく、
環境の変化に適応できた者が生き残るという考え方です。
自然環境だけでなく、社会や人間関係、価値観の世界でも、
正解は固定されていません。
環境が変われば、求められる行動も自然と変わっていきます。
◆ 人は変化を嫌い、同時に変化で成長する
心理学的に見ると、人は変化を本能的に避けやすい生き物です。
慣れた行動や考え方を続けるほうが、
脳のエネルギー消費が少なく、「安全」だと感じられるからです。
一方で、人間の脳は
新しい刺激に触れたり、考え方を切り替えたりすると活性化する
ということも分かっています。
変化に対応しようとする行為そのものが、
思考力や柔軟性を保つトレーニングになっているのです。
つまり人は、
「変化を嫌いながら、変化によって進化する」
という少し矛盾した存在だと言えます。
◆ 変わらない自分より「変われる自分」を持つ
大切なのは「自分の形を固定しない」という姿勢です。
もちろん、現実で顔が変わるわけではありません。
けれど私たちは日々、立場や価値観、物事の見え方を少しずつ変えながら生きています。
変わらないことが安定なのではなく、
必要に応じて変われることこそが、実は一番の安定なのかもしれません。
昨日までのやり方に固執するより、
「今の環境ではどうだろう」と考え直せること。
それが、生きやすさにつながる場面は少なくありません。
◆ まとめ
変化は、裏切りでも妥協でもありません。
それは、生き延びるための自然な選択です。
時代は刻一刻と移り変わります。
変わらない自分を守り続けるより、
変わっていく自分を受け入れ、楽しめるかどうか。
その視点があるだけで、
これからの世界は少しだけ生きやすくなるのかもしれません。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。



