子供の将来について聞いたところ、突然に心配になったお母さん。~立川心療内科マンガ

◆ 子どもの夢に、戸惑ってしまう瞬間

子どもが語る夢を聞いて、
内心『ちょっとそれは現実的に厳しいな…』
『将来が心配だな…』
と思ってしまうこと、ありますよね。

親としては当然の感情です。
子どもを守りたいし、苦労させたくない。
だからこそ、つい口をついて出てしまう言葉があります。

『それはダメ!』
『もっと現実的な道にしなさい』

でも実は、こうした言葉は
子どもの心に深く刺さりやすいのです。


◆ 「否定された」と感じると、夢はしぼんでしまう

心理学では、人は自分の考えや気持ちを否定されると
『自己価値そのものを否定された』と感じやすいことが知られています。

特に子どもは、
『夢=自分そのもの』
と強く結びついているため、

夢を否定される
→ 自分が否定されたと感じる
→ 気持ちが落ち込む
→ 話さなくなる

という流れが起きやすくなります。

これは、夢の内容が現実的かどうかとは、まったく別の問題です。


◆ まず大切なのは「なぜそう思ったの?」と聞くこと

子どもの夢を聞いて不安になったとき、
一番大切なのは、
判断することではなく、理解しようとすることです。

『なんでその道がいいと思ったの?』

このような質問の回答には、
夢の「本当の中身」が隠れています。

たとえば、
・目立ちたい
・人に喜んでもらいたい
・自由に生きたい
・誰かの役に立ちたい

こうした根本的な欲求が、
たまたまその夢という形で表現されているだけ、
というケースはとても多いのです。


◆ 欲求がわかれば、道はいくつも見えてくる

子どもの本音が見えてきたら、
次にできるのが『提案』です。

ポイントは、
夢を否定せず、道を広げること。

『その道なら、こういう方法もあるよ』

こう伝えることで、
子どもは
『分かってもらえた』
『応援してもらえている』
と感じながら、現実的な視点も少しずつ身につけていきます。


◆ まとめ

子どもの夢に
『それはダメ!』と言いたくなるときこそ、

「なんでその道がいいの?」と話を聞くこと。
そして根本に潜む欲求を聞き
「その道ならこういう方法もあるよ」など提案するのが一番。

ぜひ、困った際には思い出していただければと思います。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)