よくある筋肉系インフルエンサーによるダイエットアドバイスを見るたびに思う女子。~立川心療内科マンガ

◆ 「運動だけで痩せる」はなぜ魅力的に聞こえるのか

筋肉系インフルエンサーの発信には、
「好きなものを食べていい」「運動さえすれば全部筋肉になる」
という、非常に気持ちのいいメッセージが並びがちです。

我慢しなくていい。
努力は運動だけでいい。

この手の主張が支持されやすいのは、人間の心理としてとても自然です。
行動経済学的に見れば、「快を残して苦を限定する選択肢」は、実際の効果以上に魅力的に評価されやすいからです。

◆ 運動で消費できるカロリーには「上限」がある

ダイエットにおいて運動が重要なのは事実です。
ただし、ここでよく誤解される点があります。

それは、
運動で消費できるカロリーには明確な限界がある
ということです。

・1日に使える運動時間は限られている
・体は運動に慣れ、同じ運動では消費量が下がる
・疲労や生活への影響で継続できなくなる

こうした理由から、運動量を無限に増やすことは現実的ではありません。

一方、食事から摂取するカロリーは、
意識しなければいくらでも増えてしまいます。

「何でも食べていい」が危険になる理由

「運動しているから何を食べてもいい」という考え方は、
心理的にも落とし穴があります。

人間は、

・制限がないと量を増やしやすい
・特に甘いものや炭水化物に反応しやすい
という性質を持っています。

糖質や甘味は血糖値を急激に上下させるため、
「食べたのに、またすぐ食べたくなる」状態を作りやすくなります。

結果として、
運動 → 食べていい理由になる → 食べすぎる → 体重が減らない
というループに入りやすくなります。

◆ 運動と食事は「役割が違う」

ここで重要なのは、
運動と食事を同じ土俵で考えないことです。

・運動:健康、筋力、代謝を支える
・食事:体重と体脂肪をコントロールする

この役割分担を理解すると、考え方はかなり楽になります。

運動をしているからといって、食事をおざなりにしていい理由にはなりません。

逆に、食事を整えた上で運動を加えると、
身体は非常に安定して変化していきます。

◆ まとめ

ダイエットにおいて、

・運動は大切
・しかし運動だけでは限界がある
・食事コントロールは避けて通れない

この現実を知っておくことが、遠回りしない最大のコツです。

「運動しているから食べていい」ではなく、
「運動しているからこそ、食事にも気を配る」。

この視点を持つだけで、
ダイエットはかなり現実的で続けやすいものになります。

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今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。